使い魔

あなたは使い魔と言う単語をご存知ですか?

例えば魔女の黒猫とかそういう感じで、魔法使いのお使いのような意味合いで使われる、人間以外の存在を指します。


ハリーポッターでも…例えばハリーの使い魔は白いフクロウですね。


さてそんな使い魔。


イメージとしては哺乳類や鳥類など、若干大きめの存在と言う印象で話に出てくることが多いようですが、本当のところはどうなんでしょうね?


何故、こんな話をするかというと、日常で私たちは無意識のうちに使い魔を使っていることもあるからです。


例えば私のお友達のリマさんはサイキックなんですが、彼女は何か念を飛ばすときには蚊などの虫が飛んでいくと言います


しかしあまりにも身近な虫なので、これらを使い魔として使いこなしていると言う話をしても、大抵の場合は怖がるか、もしくは馬鹿にしてしまい、会話すら成立しません。

ちなみに私の場合は、意識して使ったことはないのですが、これが使い魔か!と言う現象はいくつか体験しています。


最近はあまりそう言った事は起きないですが、15年位前に何度かインドに行ってリトリートに参加したりしていた頃は特に起きがちでした。


まだその当時は、現地の建物自体も衛生状態がそれほど管理されているわけではありませんでした。

食堂に行くと皆のプレートにハエが沢山きて、手で追い払いながら食べるような状態でした。


あるとき私は、自分のプレートと私の食べ物にはハエがつかないようにしてくださいと自分のハイヤーセルフにお願いしました。


そうすると、その次の食事の時から、私のお盆の周りにはビッチリとハエがいるんですが、私のお盆の中には1匹も入って来なくなりました。


それを見た周りの仲間たちも、「これは何かちょっと特殊なことが起きているね」と言って、非常に注目しました。

使い魔と言うイメージの話ではないですが、このときには、お願い事を聞いてもらえたんだなぁと言うふうに考えていました。


その同じリトリートの中で、私が夕飯を食べてベッドルームに帰ってきたときのことです。

私のベッドのサイドテーブルにおいて置いた、現地調達したシャンプーに、なぜかビッチリと、アリが行列をなして集っていました。

しかも、私の隣のベッドの人のサイドテーブルには、バナナやりんごなど果物がキープしてあってなのに、その果物には1つもありが集っていませんでした。

私は非常に頭にきたので、お祈りをする部屋に行って、怒り狂って聖なる存在に対してクレームを言いました。

隣の子のサイドテーブルにある果物にはアリがたがらないで、何故私のサイドテーブルにある(おいしいと思えない)シャンプーに大量のアリがいるんだ!と言って非常に怒りました。

そして、とにかくこのアリを退散させて下さいとお願いしました。

その後部屋に戻ったら、なんときれいさっぱりそのアリがいなくなっていました。


あと、食堂での話に戻りますが、私のプレートにはハエがたからなくなったわけですが、私はあの現地食の辛い食事が非常に気にいってしまって

とにかく美味しくて、毎食かなりの量食べてました。

それでふと、帰りにジーンズが入らなくなってしまったら困るなぁと心配になりました。

現地ではパンジャービードレスを着て、現地の人の服装で過ごしていたのですが、帰りはジーンズを着る予定でいました。

それでまたハイヤーセルフに向かってお願いしました。

私が食べすぎないように、しかも最大限にこの食事を楽しむことができるように、私を助けてくださいと。

次の食事から今度はハエが…1匹だけ私のプレートに来るようになりました。

このハエをで軽く追い払いながら、その先にあるものを順に食べていくと、食べ過ぎることがなくなりました。

些細なことかもしれませんが不思議でした。


ですが友達にこの話をシェアしたら、全然相手にしてもらえませんでした。

毎日同じハエが来ているのか、違うハエなのか…そういう程度のあまり意味のない質問を投げかけられて、シェアしたことを後悔しました。

それと同時に、意外と殆どの人はみんな、そんなふうに自分の小さな体験の世界を軽んじるという発見がありました。

後になって知ったのですが、インドの聖者が本を読んでいるときなどの話ですが、聖者が本から目を離してまた目を戻すときに、
ハエがブックマーク役をやってくれるなんてことはよくあるようです。

矢印代わりにハエが、その位置に留まっててくれるようになってると言うような。

PexelsによるPixabayからの画像



そういったことはよくあるそうですが、これは1つの使い魔の調和のとれた現れ方ですよね。


こういう感じの使い魔は、インド限定の現象なのかというと、勿論そんな事はないようです。

以前南米の方の、昔の文明について読んだ本で面白い話がありました。

南米の魔術師などは非常に能力が高く、しかも普通に黒魔術的なことをやっているようです。

最近でも依頼を受けて、特定の人を困らせると言うようなことを仕事として普通にやっていたみたいです。

今はどうなのか分かりませんが、ある記事によると、呪いをかけられた家には、大量の石が床一面に発生して、どんなに家の外に出しても減らないとか…。

ちょっとパワフルすぎますけども。

他にも、家中がかなりの量のゴキブリ的な虫がいっぱい現れて、出て行ってくれないとかですね。

これは呪いの結果ですけども、その1つの使い魔的なもののネガティヴな使い方とも言えますね。


でも、だからといって使い魔っていうのは、みんなネガティブな存在なのかということですけが、そうでもない。

先程の聖者の読書のお供みたいな役割もあったわけです。


要は、使い道がちゃんとしていれば、使い魔もとても人の役に立つということなんです。

ということは、どんな魔術的なものであったとしても、使う人の心がしっかりしているかどうかと言う、使い手の心に全てがかかってくるというところなんです。

魔法といえども、大前提として調和のとれた心とか、自分を幸せにする人を幸せにするような、心の持ち方と言うのが非常に大事になるのは当然ですね。

使い魔が重要なのではなく、調和のとれた心があれば使い魔も調和のとれた現れ方をし、心が不調和なら使い魔も不調和を表現する…そういうことですね。

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