映画「アウトレイジ」シリーズを見て怒りに繋がる。ビヨンド 中巻

こんばんは。ジョニーです。

前回は、私の中のイライラや怒りについて、

抑圧のあまり、
私以外のメンバーは感じられているのに、
私は感じられていない。

そこを認めて手放すべく、

北野武監督の映画であります、
「アウトレイジ シリーズ」を見るというお話でした。

前回の記事はこちら

映画「アウトレイジ」を見て怒りに繋がる 上巻

それでは、アウトレイジシリーズの 2作目の
「アウトレイジ ビヨンド」のレビューを書きます。

 

1作目を見てから数日後、
お腹に違和感を抱えたまま、まだすっきりしない状態で、
2作目のアウトレイジビヨンドを観ました。

アウトレイジの1作目を見てからというもの、
自分のなかの怒りがプスプス出てきていました。

 

どのような怒りかといいますと、

周囲の色んな事に腹が立つのです。

 

ちょっとした事なのですが、仕事中に、
「誰がここに邪魔な荷物を置いたんだ!気遣いがなっていない!」
のように、些細なことでイライラ・・

このように、ネガティブな感情を感じる時間や回数が多くなりました。

 

まさに映画のチンピラのように、
あれこれ文句を言いたくなっているかのようです。

 

いままではそれを全く気づいていないか、
目の前の忙しさから無視したり、

気づいても、
「そんな考えを持っているんだな、自分の考えにとらわれないぞ!」
と、自覚するだけで、

その思考や感情に真正面から対峙していなかったのです。

 

そこで、ちゃんとまずは自分の中にあることを認めようと思いました。
実際は、表現してみることにしました。

表現といっても、誰にも聞こえないように、
「小さな独り言として」するのが精一杯ですが・・。

 

・ふざけてんじゃねーぞ、この野郎! (`Д´)

・おめーは、何様だと思ってんだ! `_´

・いい気になっているんじゃねーぞ、ごらぁ! (*`Д´*)

 

しばらくそれをワークとして、
自分の中のイライラを出そうとして、行いました。

 

すると、そういう些細なイライラがあるということを認めるのが

当初は嫌だったのに、
まあ、あるよね。

という感覚に変わってきたのです。

 

映画では、怒りを出しているシーンは数多く(それしかない?)
ありますが、そういうシーンをみても、
当初ほどは抵抗を感じなくなりました。

抵抗はこんな感じです。

・短絡的だなあ
・そんなに怒ってどうするんだ
・もっとおおらかに思慮深くしたらよいのに

などの思考を持っていたのです。

 

 

ヤクザの世界には独特のルールがあります。

例えば、義理と人情です。

 

アウトレイジの北野武演じる主役の大友は、

義理人情の厚い、
仲間を決して裏切らないまじめなヤクザです。

 

親分から言われたことは、
嫌なことでも忠実に実行し、

子分には、
自身が死の瀬戸際になっていても
気遣いを見せて、
自分の命を守れと命令します。

 

そして結局、貧乏くじを引いてしまい、
自分が身の危険にさらされてしまうのですが・・・。

 

このあたりの表現がすごく格好いいと思いました。
まさに、これぞ、

「男の中の男」

っていう感じ。

 

この愚直さとか不器用さが前面に出ていて、
どこか憎めないキャラになっているのです。

男が男に惚れるってこういう部分がある人だなって思いました。

 

こればかりでは無いでしょうが、
このような関係性で、
お互いのつながりの強さが現れていくのだなあって思います。

 

長くなりましたが、

次回は 「アウトレイジ 最終章」
のレビューを書きます。

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